- HOME>
- 梅毒
梅毒とは?
梅毒とは、“梅毒トレポネーマ”という細菌に感染することで起こる代表的な性感染症(STD)です。
性行為を介して皮膚や粘膜の小さな傷から侵入することで発症し、血管を通じて全身に運ばれて様々な症状を引き起こします。
梅毒はHIVの感染リスクを高めるとされていて、近年、感染数が増加傾向にあり、特に20代の女性に多くみられます。
また妊娠中の方が梅毒にかかると母子感染を起こす可能性があり、それにより死産、早産、障害、新生児死亡に繋がる恐れがあります。
潜伏期は1ヶ月程度で、梅毒に感染したと思われる時から4週間以上たてば、検査を受けて感染の有無を確認することができるようになります。
梅毒の症状
第1期
感染後1ヶ月程度で性器や肛門、口などの感染部位にできものや、痛みをともなわないしこりなどが現れますが、通常は自然になくなります。
第2期
感染後3ヶ月程度で、手の平や足の裏などの全身で赤い発疹が現れ、痛みやかゆみもなく、形も様々です。
通常、発疹は数週間から数ヶ月程度でなくなります。
梅毒の検査方法
まずは医師が問診・視診を行って、梅毒が疑われる場合には血液検査を実施します。
梅毒の血液検査は、感染が疑われる時から4週間以上経過すれば受けることができます。
梅毒の治療方法
梅毒の治療では、内服薬(抗生物質)を使用します。
しこりやできもの、発疹などの症状が現れても痛くない場合が多いのですが、放っておくと神経や心臓などで重大な障害を引き起こす場合がありますので、早期発見・早期治療を心がけるようにしましょう。
またパートナーにも検査をすすめて、感染していた場合、一緒にきちんと治療することが大事です。