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院長紹介
院長
末永 義人
経歴
- 平成2年3月
- 久留米大学医学部 卒業
- 平成2年5月
- 熊本大学医学部附属病院産科婦人科勤務
- 平成8年4月
- 三井大牟田病院産婦人科勤務
- 平成9年4月
- 荒尾市民病院産婦人科勤務
- 平成10年4月
- 熊本大学医学部附属病院産科婦人科勤務
- 平成15年3月
- 小国公立病院産婦人科勤務
- 平成17年4月
- 末永産婦人科医院勤務
- 平成27年6月
- 末永産婦人科医院理事長就任
資格
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
院長インタビュー
性感染症が増加傾向
特にクラミジアは
“決して他人事”ではない
おりものの異常・下腹部痛などの
症状があれば
すぐに産婦人科へご相談を
INTERVIEW 01
性感染症の専門サイトを立ち上げようと
思われたきっかけは?
一番は“性感染症(STD)にかかる方が増えている”ということです。
それは性風俗店で働く方だけでなく、そうでない方の間でも増加傾向にあり、この現状を見逃すわけにはいかないという思いで本サイトを立ち上げることにしました。
性感染症は気をつけていれば防げる病気なのですが、その方法を知らない方が多いため、啓蒙的な意味も含めてこのサイトを通じて検査や予防について積極的に発信していきたいと思っています。
INTERVIEW 02
性感染症の増加の背景には何があると
お考えですか?
若年者の間で増加しているクラミジアなどは自覚症状がほとんどないため、それが増加の一因となっていると考えられます。
また抗生物質の効きにくい淋菌が増えていること、下火になっていた梅毒が気づかないうちに増え始めていることなども増加に繋がっていると言えます。
今回のサイトの立ち上げには、こうして増加傾向にあるクラミジア、淋病、梅毒、この3つをどうにかしたいという思いもあります。
INTERVIEW 03
相談のきっかけとして多い症状は?
多いのは“おりものの異常”と“下腹部痛”です。
そうした症状がある場合には、「もしかして性病かも?」と自覚してお越しになる方が多いです。
ただし、自覚症状がほとんどないクラミジアなどは、一般的な検診をする時に「最近クラミジアが増えています」とお伝えし、検査をご提案したところ見つかるというケースが結構な頻度であります。
なので、特にクラミジアについては「決して他人事ではありませんよ」とお伝えしたいです。
安心して話ができる・
気軽に相談できる
そんな雰囲気を大切にして
“女性のためのかかりつけ医”を
目指します
INTERVIEW 04
患者さんのプライバシーのために
取り組まれていることはありますか?
診察時、基本的に診察室に入るのは医師のみで、お話の内容が外部に漏れる心配はありません。
誰かに性感染症のことを相談するのは勇気がいるかもしれませんが、プライバシーに配慮して診療しますので、安心して何でもご相談いただければと思います。
また女性の場合、男性医師に性感染症のことを話すのは抵抗があるという方もおられるかもしれませんが、当クリニックには女性看護師もおりますので、必要に応じて女性スタッフにサポートしてもらいながら診療を行うこともできます。
INTERVIEW 05
性感染症はデリケートな問題ですが、
患者さんとお話しする時に大切に
していることは?
性感染症でお悩みの方が話をしやすい雰囲気、そして気軽に相談に来られる環境を整えています。
これはあくまで私の印象ですが、どちらかと言うと若い方の方が性感染症の相談、また産婦人科の受診に敷居の高さを感じていないように受け取っています。
逆にご年配の方は相談や受診に敷居の高さをお感じのように見受けられるので、そうした方にも安心・リラックスしてお越しいただけるクリニックを目指していきたいです。
INTERVIEW 06
受診をためらっている方へお伝えしたい
ことは?
産婦人科は泌尿器科的な領域や、肛門科的な領域にも対応する診療科目です。
そして妊娠などを機にほとんどの方が一度は受診するところですので、性感染症だけでなく、トータルに診てもらえるところだということを知っていただきたいです。
当クリニックを“女性のためのかかりつけ医”と考えて、産科・婦人科以外の領域もお気軽にご相談ください。
患者さんへの説明・理解・
納得を大切にして
お一人おひとりの症状を丁寧に
診させていただきます
INTERVIEW 07
最後に、サイトをご覧の方へメッセージを
お願いします
最初にもお伝えしましたが、性感染症は注意していれば防げる病気です。
コンドームの使用など性感染症の予防のための様々な方法のうちどれを選ぶかは別として、まずはご自身の体のことをよく知り、どれが一番の予防なのか自分で選んでいくことが大切だと考えています。
今までの考え方とは異なり、現在は“女性が自分で選択肢を持って生きていく時代”です。
そうした考え方に産婦人科も対応していく必要があり、性感染症に限らず、避妊や妊活など自分で考えて「こういうやり方があるんだ」と理解して選択していただきたいです。
そのためにも、患者さんへの説明・理解・納得を大切にして、お一人おひとりの症状を丁寧に診させていただきます。